日曜日, 6月 20, 2004

六本木ヒルズに少々幻滅

20日午前中、ハワイアンショップを見学に六本木ヒルズに出かけた。初めての体験である。またね車で出かけたのもちょっと緊張した。駐車場はお洒落だが、 初めての時はだいぶ混乱(私がおのぼりさんだからかも)する。ところで、回転ドアの自己は記憶に新しいが、ここのビルの外側(TV朝日ビル側)の螺旋ス ロープになっている階段は完全に設計ミスだろう。私が極端に短足だからなのかもしれないが、歩幅が絶対に合わない。更にステップ毎に黄色いシールでステッ プ位置を知らせている。多分完成後に危険を感じて付けたのであろう。それを気にしていたら、内部にも随分と理解に苦しむ無意味なステップ高5cmあるかな いかの階段を発見した。バリアフリーはどうやら全く考慮されていないようである。ここで高齢者が事故でも起こさなければとなんだか心配になってきた。恐ら くここを設計したデザイナーは現実世界を直視出来ていないか、階段というものについて理解が無いかのどちらかだろう。綺麗でお洒落な景観が優れた建築物だ という概念は、もっとも危険な考え方ではないだろうか。末永く大切に使い込んで行ったときに生まれる歴史を刻んだ美しさというものを生み出そうとする気迫 が、最近の建築物では少ないのが残念だ。だいたい、あれだけのスペースに建てているのに、迷路みたいな作りというのは、何か意味があるのだろうか? 凡人 の私には理解できない空間だった。ちなみに、オープン当時、ここにテナントに入っている各店の店員さんが、休憩などで外出してから、いざ自分の店へ戻ろう としても、それがどこにあるのかわからずに大パニックになったそうだ。(column: 1546)