木曜日, 8月 26, 2004

ホラーとレトロの間

散歩をしていると、ホラーなのかレトロなのか判別つかないような建物に出くわすことがある。更に厄介なのは廃墟なのか実際に人が住んでいるのかが解らない 時だ。こんなケースが近所にわりと多い。ところが、ある日突然分譲地になってしまったりする。いつも問題の家の前を通っているわけではないので本当に突然 変わったような錯覚を受けるのだ。たいていは元の建物をすっかり忘れてしまうのだが、あまりにインパクトが強い建物だったりすると、元が記憶にあるので余 計に不気味だったりする。人間って自分にとってさほどかかわり無いもの、関係ないものについての時間的概念は1週間も10年も違いは無いようだ。少なくと も私はそうである。結構いい加減なのである。これが思い込みとなって10年ほど温存されてしまったりすると、更に話はややこしくなる。さてさて私の家は将来レトロになるのかホラーになるのか、今からちょっとた楽しみだったりする。(column: 1618)