水曜日, 10月 20, 2004

とっても怖いCall of Duty

気晴らしにシューティングゲームをするのが好きでUSのオンラインショップから色々と買い込んでいたのだが、流石に飽きてしまいこの3年ほどは新作を一切 プレイしていなかった。で、たまたまストレスが溜まって気分展開をしたくなり、色々なシューティングゲームのデモ版をダウンロードしているうちに、とんで もないソフトに出くわしてしまった。それは、【Call of Duty】と いうシューティングゲームである。簡単に言うと第二次世界大戦のリアル再現ゲームということになる。デモ版をプレイしてみた結果、久しぶりに製品版に興味 深深になってしまった。とかくこの手のゲームは随所にご都合主義がみえかくれしているのだが、このゲームにはそれがほとんど見受けられない。とにかくリア ルで心臓パクパク状態である。ストレスたまっているときにやるもんじゃないけど、私はやってしまった。さて肝心のストーリだが、クリアしてみて初めて気が ついたのだが、一応存在している。しかし主人公(プレイヤー)の行動によってシナリオが変わってしまうのである。つまりプレーヤーの死である。臆病に物陰 に隠れて、ことの顛末をただみているだけでは何も進まない。なにより突然背後からドイツ兵が掃射してきたり、手榴弾が飛んできたりするので油断できないと いうわけだ。だいたい隠れているだけでは数分後に死んでしまう。どこに逃げるか、どの地点で伏せて射撃を行うかでドイツ軍の行動も変わってくる。タイガー I型やIV型も突然壁を壊して現れ、機銃掃射に砲撃まで始めてくるのだからリアルなんてものではない。最初に携帯している武器はM-1A1カービン銃に Thompsonマジンガン(コンバットでサンダース軍曹が抱えていたトミーガン)、それにColt45拳銃とM2 Frag Grenade手榴弾(いわゆるパイナップル)数個だ。状況により狙撃銃(スコープ付のKar98k、MG42等どちらもドイツ軍の武器)などを入手する のだが、これは撃たれた戦友や、時には敵兵から調達するという具合だ。ただし、ドイツ兵のKar98k(モーゼルカービン)はスコープがあればそのまま狙 撃銃になるほど性能はいいが、いかんせんボトルアクション(一発ずつ弾を込めながらの射撃方式)なので白兵戦になった場合はColt45のほうがましだ。 というよりまず助からないので注意しないと大変だ。そのかわりThompsonマジンガンの弾薬はなかなか手に入らないので軽機関銃は思い切ってドイツ兵 のMP-40(シュマイザー)を使った方が弾薬は手に入りやすい。またマニアックな演出として塹壕や廃屋にはMG42機銃などが配置してあり、そのまま利 用できたりする。もちろん掃射中に自分も被弾するので注意していないと狙い撃ちされる。万事そんな具合になので本当に回りに神経を張っていないと瞬時にも らわれてしまう。ちなみに致命傷をくらうと司会がブレて倒れこむ雰囲気が画面で再現されている。至近距離で戦車砲や迫撃砲が炸裂すると、しばらくの間視界 が鈍る。そんな時に狙われたらかんぜんにアウトだ。ところで、万が一被弾してしまった場合は救急箱を手にすれば回復するが、この配置というか、置いてある 場所がやたらと自然で恐れ入ってしまう。なおどこから狙撃兵が狙ってくるらわからないので360度全てに神経をはらわなくてはならない。狙撃兵の狙いは正 確だ。タイガー戦車の側面と後方は死角なので張り付いていると意外と安全といった具合に、時には大胆に行動すると生き延びることができる。なお、手榴弾や Panzerfaust等の対戦車用の武器で運良くタイガー戦車を爆破できても、その後部から敗残兵のごとき行き場を失ったドイツ兵が突撃してきたりする ので油断は大敵だ。下手な反戦の念仏を数万回唱えるんだったら、このゲームをやった方が効果的かもしれない。(column: 1652)