木曜日, 11月 04, 2004

スウェーデンからきた友人

3日、スウェーデンからきた友人(家族の文通相手の息子さん夫婦)と時間調整して両国の江戸博物館で会うことになった。せっかくなのでプレゼントを何にす るか色々と考えたのだが、困ったことに奥さんは日本人で、大の親日派である。ありきたりのものでは意味が無い。そこで散々考えた末にたどり着いた結論は 『書道セット』である。小学校などで一式そろえるケースつきのアレだ。これならいくらなんでも彼が書道家でもない限り喜んでもらえるのではないかと思っ た。なにせ一般的な日本のお土産類は既に世界的にはポピュラーとなってしまっているから、こういった場合本当に困ってしまう。数年前に幕張でロン・チャン に英語の地図を書いて原宿までの道のりを説明したことを思い出した。彼はウルトラマン・オタクだったのである。当然それらのグッズ目当てというわけだ。そ う考えると案外トラディショナルな日本のものって人気ないのかもしれないと思い始めた。下手をしなくても『日本土産なのに、MADE IN CHINA』っていう笑えない状態だし。ただ、着物は高いが浴衣あたりは根強い人気があるらしい。でも・・・サイズを考えるとガウンにしかならないかもし れない。ところで、文通相手がお隣のフインランドへ船で旅行(船でヘルシンキに入るとあまりの綺麗さにびっくりするとか)した際に購入したGEISHAチョコ(サ イトの右端にあるピンク地に赤いGEISHAの文字の小さなバナーをクリック)を頂き大感激。このチョコは1908年から作られているのだそうだ。なんで 芸者なのかというと、華やかなイメージから来ているそうだ。フィンランドと言えば東郷ビールが有名(たえず隣国ロシアから干渉され、いじめられて苦しんで きたフィンランドは、明治37年の日本海海戦で日本艦隊がバルチック艦隊を撃してから、ロシアからのいじめが無くなったのは東郷平八郎指令長官のおかげだ から、「この恩を忘れるな」と、東郷ビールが作られ100年ちかくたった今でもこのビールは作り続けられている)だが、どうやら相当親日的な国のようだ。 地球の反対側の親日国家に凄い親近感を感じてしまった。 (column: 1658)