月曜日, 7月 11, 2005

TCDW2196


『Mr.インクレディブル』を今頃になって初めてしっかりと鑑賞した。時期的には『StarWars』なんだけど、先行ロードショーで見たことを自慢した いだけ、そしてファンではないという位置をキープすることで、自分が冷静な大人であると自負したいとしか思えない訳わかんない方達が繰り広げる一般公開前 のネタバレ書き込み祭りで正直ウンザリ。既存の映画の延長上でアレを評論しようとすることそのものがズレているのにね。ということで『StarWars』 については後日タップリと。というこで『Mr.インクレディブル』ですが、こんなのを見てしまうと普通の作品なんて途中で寝てしまうかもしれないですね。 もうとんでもない傑作なのは誰の目にも明らか。冒頭でヒーロー達が馬鹿げた理由で訴訟さる下りは現代アメリカの悩める部分の代返みたいだし、彼が勤めてい る会社が保険会社というのもナイスな設定。キャラクター達のモデリングじゃなくてキャスティングは芸術の域ですね。とにかく全編に色々な映画のパロディー シーンがさりげなく、更にわざとらしくなく盛り込まれているのもすばらしい演出で、映画ファンの心に火をつけてしまいますね。そして予想外で圧巻(私に とって)のラストシーン。特に冒頭とラストとの家族達の変貌はたたみ込まれるように気持ちがいい。続編が見てみたい。子供向けという括りは無し。これぞ本 当のエンターテイメント。ということでイラストはIllustratorでペンツールでダイレクトにクリック描画して作成したナンチャッテヒー ロー。(column: 1821)