月曜日, 4月 17, 2006

リッチテキストとIllustratorの関係



リッチテキストの内容はIllustratorなどへ配置しても正しく伝わらないようです。

テキストエディッなどでフォントの一部やカラーリングを変更して作成したリッチテキストがそのままIllustratorなどで読み込めると便利ですが、現状では帯に短し襷に長しといった感じです。冒頭のイメージは下の【図】のようにテキストエデイット上で調整したデータをIllustrator植えに配置したモノです。上はカット&ペーストにて、下は読み込みにて配置した状態です。ここで注意すべき点は、直前にイレギュラーのテキスト処理をしていればその設定に、そうでなければデフォルト設定に準じた状態でペーストされます。ここではデフォルト設定が適応されていますので禁則処理も行間隔も反映されていますが、フォントは全てデフォルトに置き換えられてしまいます。逆に読み込みで配置した場合詩は、行間隔はフォントサイズと同等となり、禁則処理も適応されません。またフォントはデフォルトに固定されてしまいます。ただし、文字色はオリジナルデータを継承した状態となります。ここでIllustratorの選択機能が使えると便利なのですが、現状ではテキスト中の任意の文字と同等の設定を虫食い状態で選択することは出来ません。なお乱暴な対処として、PDFとして書き出したモノをIllustratorで開くことによりそれぞれの文字設定などが反映された状態となりますが、テキストブロックが分割されてしまうので、大量のデータを処理するのには向かないでしょう。