金曜日, 4月 27, 2018

ZBrush Core
Meshmixerで無理やりローポリ化計画(その1)

ZBrush Coreはローポリデータを作成したいとき、ダイナメッシュを使う方法もありますが、Zリメッシュツールが無いので、綺麗なローポリに変更出来ません。そこで、色々と可能性を模索してみました。私はZBrushユーザーでもあるので、特に問題は無いのですが、ZBrush Coreだけの状態で可能性を色々と模索してみました。今回は[その1]です。実はAutodeskから3Dプリンタ用に3Dデータを調整するMeshmixerというツールが公開されています。無料で利用できます。これがちょっと面白そうなので実験をしてみました。

まずZBrush Core上で上図のようなポリゴン状態を作成し、OBJ形式で書き出してMeshmixerに読み込みます。今回のポイントはMeshmixerを使う点です。

上図はMeshmixerに読み込んだ直後の状態です。上向きに寝てしまっているので視点を変えることにします。処理はFusion360と同様なのですが、Windowsは(Alt)、MacOSXは(Option)キーを押しながらの処理となります。

全体が見渡せるような視点に変更した状態です。

次に編集メニューから[ソリッド作成]を選ぶと上図のようなパレットが出て来ます。

上図は調整後の状態です。目視で比較をするのは少々無理がありますので経験値を摘むしかないかも知れません。

なお、パラメーターの調整は以下のようにしています。特に重要なのは、ソリッドタイプを[高速]から[正確]に、カラー変換モードを[高速]から[正確]に設定してから、ソリッドの精度とメッシュ密度の値を下げます。

上図は処理結果をOBJ形式で書き出し、ZBrush Coreで読み込んだ状態です。ただし三角ポリゴンになっています。まだMeshmixerに慣れていないせいで見逃している設定があるかも知れません。その場合は改めて実験結果をアップ致します。取り敢えずOBJ形式で書き出せば、出費を抑えて取り敢えずローポリにする事は可能になりました。

Meshmixer 3.4.35